ワインや料理を楽しむためのマナー、豆知識を紹介します。
一時期結婚式の引き出物にクリスタルのカットグラスがペアで贈られたことが皆さんにもお有りかと思います。なかなか家庭の中ではあまり使われる事が無く、茶箪笥の1番高い普通では手が届かない所に鎮座しております。カットグラスの持つ華美な雰囲気(テーブルクラブ)をもっと家庭のテーブルの上で演出してみませんか。
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グラスの華麗さを話せばやはりバカラにつきるでしょう。雰囲気は、レストランだけのものではありません。バカラで演出する雰囲気は、レストランとは違った家庭での華やいだ雰囲気が醸し出されることでしょう。
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グラスにはその形状、色、材質により多くの用途に用いられます。カクテルグラス、ビアーグラス、タンブラー、ワイングラス、シャンパングラス等々あげればきりがありません。皆それぞれ、そのアルコール・液体が持っている魅力を一番引き立たせる事を目的に形状、色、材質を備えています。大ぶりのワイングラスに香りの豊かな赤ワインを軽く注ぎ香りを楽しむ。冷やしたアイスバインは小柄なワイングラスで舌触りを楽しむ事が出来るでしょう。
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とりあえず大ぶりのワイングラスがあれば、ワインにこだわることはありません、スタウトビール、モルツビール、最近の色の鮮やかな地ビール等に使ってもおしゃれで味を引き立たせるでしょう。
グラスには皆さんご存じの通り、強化ガラス、耐熱ガラスとかクリスタルガラスとかがあります。強化ガラスは成形後に熱処理をして普通のガラスより10倍ほど耐久性をつけたガラスです。耐熱ガラスは原料に硼酸を加えた事により熱に強い耐性を作り上げたガラスです。クリスタルガラスは酸化鉛を加えたことにより無色透明にして重量感、光の屈折率の優れたガラスですが、耐久性はありません。ただクリスタルガラスと一口に言ってもその鉛の含有量によりグラスにもいろんな商品があります。一般的には酸化鉛を24%以上含んだ物をクリスタルガラスと呼び、それ以下をセミクリスタルと呼びます。ヨーロッパでは30%以上含んだ物もあり、その特徴を製品に生かしています。マンチェスターの工業地帯の大気にびくともしない窓ガラス。ヘレンドのガラス製品。旧チェコスロバキアから日本の大相撲の優勝者に贈られるガラス製品、あの重量感はきっと高含有のクリスタルではないでしょうか。
ここでワインに話題を戻しますと、アルコールには液体の足と呼ばれる物があります。つまりグラス壁面の液だれのことです。ワインのテイスティングにも欠かせない要素です。この足が一番なめらかに流れるのがやはりクリスタルの鉛の含有量に影響されると言われます。リーデルの大ぶりのワイングラスでワインを楽しむのには非常に大きな要素となるでしょう。厳密にはハンドメイド、マシーンによる物それぞれ又違った特徴があるのでしょう。
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日本では鉛の含有量が30%以上のグラスは見られないようです。一方でこんな話もあります。
5年以上鉛クリスタルの容器に入れられたウイスキーから鉛の溶出が検知された事です。
鉛はご存じの通り人間の体内に蓄積され中毒性をもたらします。
それ以来容器に関する食品衛生法による規制が行われ因みに海外から食器を輸入する際、
通関で厚生省に食器等に関する届け出が必要ですが、その検査項目にも鉛溶出度合が入っています。
但し耐化処理さえしてあれば人体に影響するほどの鉛は溶出することはないと言われてます。
鉛の使用事自体が環境問題と言われる昨今です。
その点、特に環境先進国のドイツのローゼンタールはクリスタルの鉛含有量が低く押さえられています。
鉛分が少ないクリスタルで、優れた美観性を保ち、鉛分が少ないが故に重すぎず、ワインの香り・味を追求するあまりボールが大きすぎることもなく、
デザインと調和して、良く手になじむ質感が故に世界で愛用されるのでしょう。
グラスの購入時のポイントは美観性もさることながら、手になじむことが重要です。
ローゼンタールを是非お勧めいたします。特に日本ではクリスタルが多く含まれ重厚感があるほど価値があるように見られがちです。日常使う機能性から言えば扱いにくさがあります。
おのずとデザインとの調和、質感などのバランスがいい物が残ります。
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ワイングラスを利用したサラダカクテルもおもしろいでしょう。6月の初夏のヨーロッパはアスパラがどこに行っても旬です。南ドイツのバーデンバーデンのブレンナーズパークホテルアンドスパのレストランのシュパイゲルコクテルと言えば口が広めのワイングラスに盛りつけられたアスパラのカクテルサラダ。この時期の定番です。
ロイヤルコペンハーゲンのワイングラスのアイーダに盛りつけられたカクテルはテーブルの主役にもなります。もちろんカクテルと言えばカクテルグラスですが!
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最後にシャンパングラスのお話。
スパークリングワインの命は発泡でしょう。
泡が綺麗に出ればもうそのパーティーは成功したも同然です。
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